石川県の… ここはどこ?
この写真は石川県のとある場所である。どこだかわかるだろうか…
この写真は北陸の古都として有名な金沢市の隣町にある、内灘砂丘(うちなださきゅう)の風景だ。
金沢に住む人でも、内灘”海岸”は知っているけど、そこが砂丘の一部だということは知らないという人は多い。
しかしなんとこの内灘砂丘、日本で3番目に大きな砂丘なのである!
内灘砂丘では場所によって様々な砂丘ならではの風景を見ることができる。
「風紋」などはその代表だ。
内灘砂丘 その場所と大きさ
内灘砂丘は青森県の猿ヶ森砂丘、鳥取県の鳥取砂丘に次いで日本で3番目に大きい砂丘だ。
それも、金沢から車で20分で行けるとても身近な場所にあるのだ。
内灘砂丘は、金沢市の北にある内灘町を中心に広がっている。
南北延長9.651km、幅1kmの海岸沿いにできた海岸砂丘だ。
日本海からの強い風によって砂が堆積し、砂丘を形成している。
もっとも高いところでは海抜61mあるという。
ここで一つの疑問がある。内灘砂丘は日本で3番目の大きさを誇るのにも関わらず、なぜ地元の人であっても知らない人がいるのだろうか?
内灘砂丘の劇的変化
実は内灘砂丘、この数十年で大きく変化しているのだ。
その様子を写真で見てみよう。
内灘砂丘約10kmを歩いて縦断取材!
内灘砂丘は広く、写真や文章では伝えきれない。さらに内灘砂丘を知ってもらうためにどうすべきか…?
我ら金沢ライフマップ課はそれほど迷うこともなく「歩いて内灘砂丘を縦断するしかない」という結論に至った。
実際に歩き、途中テントで一泊して、体感したからこそお伝えできる内灘砂丘をご覧いただきたい!
実は縦断は1回では済まなかった。最初の撮影は2月中旬の冬のまっただなか。全国的に大雪が降った荒れ模様の天気のなか大変な思いをして行ったのだが、撮れた映像があまりにも使えないものばかりだったので、プロデューサーからNGをもらい、再度撮影に出かけているのだ(都合1.8回は縦断している)。そのため映像の繋がりがおかしいところはご容赦いただきたい。
魅力いっぱいの町 内灘町
内灘砂丘のある内灘町は、丘の上にあるので見晴らしが良い。金沢市にも近く、金沢駅に直通する路線があるという鉄道のあまり発達していない石川県にあってとても便利な街なのだ。ここでは内灘町の魅力あるスポットをいくつか紹介しよう。
編集後記
お約束していた2月末日の更新ができず、大変申し訳ありませんでした。
2月中旬~下旬に内灘砂丘縦断の撮影は終えたあと、何度もダメだしをもらい、ブラッシュアップを繰り返し、ようやく公開に至った次第です。
こうして編集後記を書くことができてほっとしています。
よりによって縦断取材日がこの冬でも指折りの荒れ模様だったのは、私(高は車)の日頃の行いが悪いせいだと社内ではもっぱらの噂です。
内灘砂丘は映像ではとんでもない場所のように見えますが、いつもあんな大荒れではありません。
そして金沢ライフマップ課の挑戦は続く。次は横断か、はたまた…?
<制作・文責>高は車、かっくん
<撮影協力>まゆみん、アラマキウム
<企画・統括>九条一馬
<編集指導>タイプリュータ
<写真提供>内灘町
<協力>よしぞう、秀麻呂、まゆみん